学芸コラム
ピカソ:どの時代の作品が好きですか?
2012.2.3
企画展「版画でみる20世紀展…」には、パブロ・ピカソの版画が12点展示されます。20世紀の巨匠として知られるピカソも、青年時代は親友を亡くし貧困という厳しい現実に直面していました。「貧しき食事」は、ピカソのエッチング初挑戦の版画です。23歳の時、技法をリカルド・カナルスに習いながら、モンマルトルのアトリエ「洗濯船」で制作に励みました。一組の男女がパンの欠片を前に、どのような表情で何を見つめているのか、会場でじっくりとご覧下さい。その後キュビスムへ移行したパピエ・コレ(紙の貼り付け)作品もあります。どうぞお楽しみに。

ピカソが「青の時代」をすごしたアトリエ洗濯船。
底冷えする冬も暖房はありませんでした。
故郷スペインのマラガとの温度差に驚いたことでしょう。

